Rita’s Hour 17-live or alive!-

ずっと楽しみにしていたRitaさんのライブに行ってきました。

http://ritarita.jugem.jp/

2月のライブも良かったのですが、オールスタンディングでのライブは燃焼感が違いますね。
Ritaさんのライブは、ペンライト&サイリウムを振ったり、手拍子をしたりといった観客の動作がかなり揃っているのがいつも印象的です。
(特に、「しあわせのみつけかた」での一体感は、鳥肌ものです。)
ステージと一体になってライブを作り上げようという意志が感じられて、心地よく盛り上がることができます。
経験値の低い私は、周りに合わせつつ、白いペンライトを振りまくりました。

藤野由佳さんのアコーディオンと河野雪葉さんのバイオリンを加えてのアコースティックな演奏も素晴らしく、WisteriaやアンコールのInliyorなど、もはや感動的でした。

あと、Ritaさんのライブでいつも思うのは、反則じみた曲が多いことです。
「しあわせのみつけかた」と「Little Busters!」では毎回泣かされますし、「乙女学入門」では必ずRitaさんのかわいらしさに打ちのめされます。
ご本人はやたらと恥ずかしがっておられますが、Ritaさんが歌われるときは「乙女学入門」をセットリストに入れることを義務づけるべきだと思います。

さて、やっぱりこういう時期にライブを開催するのは大きな決断が必要なようで、MCでRitaさんも語っておられました。
直接には話されませんでしたが、きっと批判の声も多かったのだろうと思います。
一方で、被災して来れなかった方々からのメッセージが、まるで揃えたかのように、行けない自分の分も盛り上がって下さい、という趣旨だったというお話もあり、いい人達ばかりだ、と心に沁みました。

勘違いしてほしくないのは、被災した方々からそういうメッセージをいただいたことを、いわば免罪符にしているわけではない、ということです。
Ritaさんご自身が、やるべきかどうかの正解はわからない、あるいは、正解はないと思う、というようなことをおっしゃってましたが、その通りだと思います。
こんなときにライブなんて不謹慎な、と目を三角にする方々は大勢いらっしゃることでしょうし、そういう方々に「ライブやってますよ、一緒に楽しみましょう」なんて言うつもりは全くないと思います。少なくとも、私にはありません。
でも、そういう方々がいるのと同じくらい、こういうときだからこそ、ライブで楽しんで、明日を頑張る活力にしたい、と思っている人達もいます。
そのような、ライブを欲している人達のために、様々な葛藤がありながらもなお、ミュージシャンの方々には演奏を続けてほしいと思うのです。

それに、演奏を自粛することに苦労するくらいなら、演奏するために苦労する方が遥かに前向きでよいのではないか、と思っています。
このようなときに、被災していない(あるいは、被災の度合いが深刻ではない)人達がすべき第一のことは、万難を排して「普通の生活」をすることだと、私は思っています。
できる限りいつもと同じように働いて、自分にとってのお客様に対してサービスレベルを低下させず、いつもと同じように稼ぎ、いつもと同じように使う。
もしそのために以前よりも努力が必要とされるのであれば(現在の関東地方の多くはそういう状況だと思います)、その努力を惜しまない。
それによって、被災して助けを求めている方々を支える基盤が維持されるのではないかと考えていますし、その基盤があってはじめて、さらに具体的な支援活動が可能になると考えています。
そして、その「いつもと同じように」の中には、当然、ライブに行くことやCDを買うことなども含まれているのです。
ですから、ミュージシャンの方々(に限りませんが)にも、まず演奏活動を続けることに力を尽くしていただき、私たちに素晴らしいパフォーマンスを見せていただきたいと心から願っています。

その意味でも、今回のRitaさんのライブは素晴らしかったと思います。
Ritaさん、バンドメンバーやゲストの皆様、関係者の皆様のおかげでこうしてよいライブを観ることができて、本当に感謝しております。
いまから、Rita’s Hour 18が楽しみで楽しみで仕方ありません。

About のるとまん

I'm a computer programmer, concerned to credit risk analysis (and bioinformatics before). I apologize for my inactiveness on this blog and twitter (ernst_nordmann).
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